「あげます、くれます、もらいます」
もらう:1人から物を受け取ったり、行為を得たりする場合。
2送り手に敬意を表す場合は「いただく」、「頂戴する」を使う。
くれる:1人が自分に、または自分の側の者(身内)にものを与える。
2 自分が相手にものを与える。また、相手に対してある行為をしたり、加
えたりする。(我叫別人幫我做事)
3こちらが、相手に不利益になるようなことを与えることを表す。(我讓你嚐嚐
苦頭)
4対等の間柄か、または目下の関係にある人に対して用いる。
目上の人に対したり、尊敬の意を表す場合は「くださる」を用いる。
5下一段活用であるが、命令形は「くれ」を用いるのが一般的。
6行為が好意的、恩恵的になされる場合が多いが、「とんでもないことをして
くれたなあ」のように、その行為を受ける側が被害をこうむったり、不利益に
なるときにも用いることがある。
あげる:(我給你,我發發慈悲吧!)
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動詞の連用形に接続助詞「て」が付いた形に付いて、主体が動詞の表す行為を
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他者に対し恩恵として行う意を表す。
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「てやる」の丁寧な言い方。「仕事を手伝って―・げる」「君のかわりに行っ
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て―・げよう」
敬うべき対象に物をさし上げるの意で、「犬にえさをあげる」のような言い方
はしなかった。現在では「与える・やる」の美化語として使う人が増えてい
る。
相手に敬意を表す場合は「差し上げる」「くださる」を使う。
練習:
1母の日に、私は母に赤いカーネーションを(あげよう、もらおう、くれよう)と思います。
2これは私の出産祝いに、友人が(あげた、もらった、くれた)服です。
3日本では、レストランやホテルでチップを(あげ、もらわ、くれ)なくてもいい。
4あなたが注意して(あげた、もらった、くれた)おかげで、事故にあわずにすみました。
5小さいごろ、母は私によく童話の本を読んで(あげた、もらった、くれた)。
6その荷物、重そうね。私が持って(あげよう、もらおう、くれよう)か。
7自分のことに人に教えて(あげないで、もらわないで、くれないで)、自分でしなさい。
8体調が悪くなったら、すぐ医者に見て(あげた、もらった、くれた)ほうがいい。
9これ、全部(あげ、もらい、くれ)物です。自分で買ったものじゃありません。
10うるさいな!今、俺、勉強してるんだ。静かにして(あげろ、もらえ、くれ)よ!
11コンピューターのことなら、鮫島さんが詳しいから、わからない時は、教えて(あげたら、もらったら、くれたら)いいよ。
12電車の中で老人にせっかく席を譲って(あげた、もらった、くれた)のに、その老人は遠慮して、座らなかった。
13私は自分の誕生日に、プレゼントを(あげた、もらった、くれた)ことがない。
14駅の出口がわからなくて困っていたら、親切な婦人が連れて行って(あげた、もらった、くれた)。
15その辞書、ちょっと貸して(あげ、もらい、くれ)ませんか。
16あなた、お腹空いてるでしょ。何か作って(あげよう、もらおう、くれよう)か。
17鮫島さん、昨日は私の仕事、手伝って(あげて、もらって、くれて)、ありがとう。
18こんな物、(あげても、もらっても、くれても)、使わないのに、いらないから、
君に(あげる、もらう、くれる)。
19これ、先週友人が僕に貸して(あげた、もらった、くれた)CDなんだ。だから、君に貸して(あげられ、もらえ、くれ)ないんだよ。
20今月の給料を(あげたら、もらったら、くれたら)、母に何か買って(あげる、もらう、くれる)つもりです。
1あげよう
2くれた
3あげ
4くれた
5くれた
6あげよう
7もらわないで
8もらった
9もらい
10くれ
11もらったら
12あげた
13もらった
14くれた
15くれ
16あげよう
17くれて
18もらって、あげる
19くれた、あげられ
20もらったら、あげる